岩瀬 大輔
ダイヤモンド社
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岩瀬さん待望の社会人1年目に向けた1冊。さまざまなセクションで働いてきた岩瀬さんなりの解答がそこにはある。司法試験合格をけってコンサル会社に就職、ハーバードMBAから安定したキャリアを捨ててゼロからの企業、など伊達にラクな道を歩んでいない。岩瀬さんなりの仕事に対する切り口はある。
要約および感想を以下に。
■はじめに
①頼まれた仕事は必ずやりきる
・「岩瀬。新人のうちは頭がいいとか優秀だとかというのは、とうでもいいことなんだ。上に頼まれた仕事を何がなんでもやりきってくれるかどうか。それが一番大切なことなんだ。」
・実際に部下を持つ立場になってみると、督促しなければ頼まれた仕事をつけない人が思いのほか多いことに気付いた。そういう人たちが放つ言葉は、「すみません。まだやっていません。」
・周囲から信頼に足る人物だと評価されれば
・何があってもやりきるんだとという強い意識を持つこと。
②50点で構わないから提出する。
・仕事を抱え込んだまま締切を迎えるのが一番ダメ。方向転換は早い方が良い。
・50点の仕事に赤ペンを入れてもらい、そこから修正していけばよい。
・経験を可能な限り短いサイクルで回し、自分の中に多くの経験値のストックを増やせるか。
③つまらない仕事はない
・コピー取りを頼まれたら資料を全部読んでしまえばよい。取引先の真の姿など自分が担当していない案件情報に触れることができる。どんなビックプロジェクトが動いているのかが分かる。
・イチローの毎日の何百回の素振りは決してつならないものではない。誰よりも基本を練習する。
・めんどくさいと思うことほど脳に負荷がかかっている。
・見方を変えることによって世の中は劇的にかわる。
この3つができるだけで仕事は劇的に飛躍する。スピードがあがる。同時にチャンスは次々とやってくる。
■何のためにで世界は変わる
・「いつまでに必要ですか?」。もっとも重視すべきは締切日である。
・「何のためにですか?」何のためにコピーをとるのか?保管するためか?お客さまに配布するためか?ファイリングするためか?目的によって優先順位が変わる。
・どんな雑用でも大きな目的にそって動いている。一つ一つの作業がどこを目指しているのか?なににつながるのかを意識しながら行う。頼んでいないことを先回りして手配してくれる部下になる。モチベーションを激変させる。
業務のフローや意義、人がやっていることを洞察して、なんのためにそんなことをやっているのか嗅覚をとがらせる。
■早く帰りますを宣言する
・若い子を会社には9時に帰ると宣言していた。9時に帰って2~3時間勉強する。
・会社のなかで「あいつは9時に帰してやならなければならない。というコンセンサスが生まれる」
・事前にしっかりと連絡すること。ルールは守る。正直にいう。
若いうちはとにかく勉強をする。やりたいことは素直に伝える。恥ずかしがらず遠慮もしない。
■ミスをしたら再発防止策を考える
・やり方をかえる。仕組みを変える。叱られた瞬間をターニングポイントにする。
・チェックシート。自分にメールを入れることで確認するなど。
ミスを一つのターニングポイントにする。失敗のレジュメをつくれとかいう人もいるぐらいである。経験値のストックがものをいう。
■休息をとることも仕事である
・1週間のうち1回でもいいから9時、10時に寝てみる。
・必ず6時間の睡眠を確保する。
・自分の体調に敏感になる。自分を客観視する。
積極的休養という言葉もあるが。徹底した休養も大切。最高のパフォーマンスを発揮するために休息を惜しまない。
■ビジネスマンはアスリートである
・まずは食事。朝ごはんは必ず毎日食べる。朝をとにかく徹底する。
・次は運動。頭をスッキリさせるために走る。追い込み過ぎない。
■資格をペースメーカーにする
・ピアプレッシャーを感じるためには自分よりも優秀な人と組む必要性。
・英語なら英検1級。簿記なら簿記1級。試験の日程に向けて勉強するという習慣ができる。
・本当の目的は刺激を受けること。ペースメーカーにすること。
資格バカになってはいけないというものの一つの起爆剤だぐらいの感覚で真剣に学べばよいと思う。重要なのは合格そのものではなく、付随知識やそこから得られる考え方である。
■脳に負荷をかけよ
・頭が擦り切れるほど考え抜く経験を。
・本を1日1冊読むのもいいが、自分のビジネスにどう生かせるかを考える。
・古典にあたる。「雇用・利子と貨幣の一般理論」を読むとか。
徹底して考え続けることの大切さ。大学院時代はこの点には結構特化していたかもしれない。竹中平蔵さんもこの点を昔話していた。わかりやすく説明するためにはどうしたらいいか徹底的に考え続ける。集中してずっと考える。
■感動はためらわず伝える
・人に素直に感謝の気持ちを伝えたり、人に素直にきれいだねと伝えたりすることはとても大切なこと。当たり前だ思っていることほどやったほうが良い。
・上司から教えていただいたことに素直に感謝する。①どの部分が勉強になったか、②感動した部分、③初めて知ったこと、などを伝える。紙に書いて伝えるのもよい。
それがやがていい人間関係になったりもするのだ。
■何はともあれ貯蓄せよ
・目の前に30万円あったら日人は変わる。
・企業の資金循環について学ぶ。同時に個人の資金についても勉強すべき。
・住宅ローン・株や債券・複利の考え方・投資商品について学ぶ。
お金について徹底的に勉強する。世の中の仕組み・自分の人生を考えるのと同じことである。
【まとめ&感想】
期待どうりの1冊のなった。さすが岩瀬大輔。1年の自分には心に響く1冊となった。
岩瀬さん待望の社会人1年目に向けた1冊。さまざまなセクションで働いてきた岩瀬さんなりの解答がそこにはある。司法試験合格をけってコンサル会社に就職、ハーバードMBAから安定したキャリアを捨ててゼロからの企業、など伊達にラクな道を歩んでいない。岩瀬さんなりの仕事に対する切り口はある。
要約および感想を以下に。
■はじめに
①頼まれた仕事は必ずやりきる
・「岩瀬。新人のうちは頭がいいとか優秀だとかというのは、とうでもいいことなんだ。上に頼まれた仕事を何がなんでもやりきってくれるかどうか。それが一番大切なことなんだ。」
・実際に部下を持つ立場になってみると、督促しなければ頼まれた仕事をつけない人が思いのほか多いことに気付いた。そういう人たちが放つ言葉は、「すみません。まだやっていません。」
・周囲から信頼に足る人物だと評価されれば
・何があってもやりきるんだとという強い意識を持つこと。
②50点で構わないから提出する。
・仕事を抱え込んだまま締切を迎えるのが一番ダメ。方向転換は早い方が良い。
・50点の仕事に赤ペンを入れてもらい、そこから修正していけばよい。
・経験を可能な限り短いサイクルで回し、自分の中に多くの経験値のストックを増やせるか。
③つまらない仕事はない
・コピー取りを頼まれたら資料を全部読んでしまえばよい。取引先の真の姿など自分が担当していない案件情報に触れることができる。どんなビックプロジェクトが動いているのかが分かる。
・イチローの毎日の何百回の素振りは決してつならないものではない。誰よりも基本を練習する。
・めんどくさいと思うことほど脳に負荷がかかっている。
・見方を変えることによって世の中は劇的にかわる。
この3つができるだけで仕事は劇的に飛躍する。スピードがあがる。同時にチャンスは次々とやってくる。
■何のためにで世界は変わる
・「いつまでに必要ですか?」。もっとも重視すべきは締切日である。
・「何のためにですか?」何のためにコピーをとるのか?保管するためか?お客さまに配布するためか?ファイリングするためか?目的によって優先順位が変わる。
・どんな雑用でも大きな目的にそって動いている。一つ一つの作業がどこを目指しているのか?なににつながるのかを意識しながら行う。頼んでいないことを先回りして手配してくれる部下になる。モチベーションを激変させる。
業務のフローや意義、人がやっていることを洞察して、なんのためにそんなことをやっているのか嗅覚をとがらせる。
■早く帰りますを宣言する
・若い子を会社には9時に帰ると宣言していた。9時に帰って2~3時間勉強する。
・会社のなかで「あいつは9時に帰してやならなければならない。というコンセンサスが生まれる」
・事前にしっかりと連絡すること。ルールは守る。正直にいう。
若いうちはとにかく勉強をする。やりたいことは素直に伝える。恥ずかしがらず遠慮もしない。
■ミスをしたら再発防止策を考える
・やり方をかえる。仕組みを変える。叱られた瞬間をターニングポイントにする。
・チェックシート。自分にメールを入れることで確認するなど。
ミスを一つのターニングポイントにする。失敗のレジュメをつくれとかいう人もいるぐらいである。経験値のストックがものをいう。
■休息をとることも仕事である
・1週間のうち1回でもいいから9時、10時に寝てみる。
・必ず6時間の睡眠を確保する。
・自分の体調に敏感になる。自分を客観視する。
積極的休養という言葉もあるが。徹底した休養も大切。最高のパフォーマンスを発揮するために休息を惜しまない。
■ビジネスマンはアスリートである
・まずは食事。朝ごはんは必ず毎日食べる。朝をとにかく徹底する。
・次は運動。頭をスッキリさせるために走る。追い込み過ぎない。
■資格をペースメーカーにする
・ピアプレッシャーを感じるためには自分よりも優秀な人と組む必要性。
・英語なら英検1級。簿記なら簿記1級。試験の日程に向けて勉強するという習慣ができる。
・本当の目的は刺激を受けること。ペースメーカーにすること。
資格バカになってはいけないというものの一つの起爆剤だぐらいの感覚で真剣に学べばよいと思う。重要なのは合格そのものではなく、付随知識やそこから得られる考え方である。
■脳に負荷をかけよ
・頭が擦り切れるほど考え抜く経験を。
・本を1日1冊読むのもいいが、自分のビジネスにどう生かせるかを考える。
・古典にあたる。「雇用・利子と貨幣の一般理論」を読むとか。
徹底して考え続けることの大切さ。大学院時代はこの点には結構特化していたかもしれない。竹中平蔵さんもこの点を昔話していた。わかりやすく説明するためにはどうしたらいいか徹底的に考え続ける。集中してずっと考える。
■感動はためらわず伝える
・人に素直に感謝の気持ちを伝えたり、人に素直にきれいだねと伝えたりすることはとても大切なこと。当たり前だ思っていることほどやったほうが良い。
・上司から教えていただいたことに素直に感謝する。①どの部分が勉強になったか、②感動した部分、③初めて知ったこと、などを伝える。紙に書いて伝えるのもよい。
それがやがていい人間関係になったりもするのだ。
■何はともあれ貯蓄せよ
・目の前に30万円あったら日人は変わる。
・企業の資金循環について学ぶ。同時に個人の資金についても勉強すべき。
・住宅ローン・株や債券・複利の考え方・投資商品について学ぶ。
お金について徹底的に勉強する。世の中の仕組み・自分の人生を考えるのと同じことである。
【まとめ&感想】
期待どうりの1冊のなった。さすが岩瀬大輔。1年の自分には心に響く1冊となった。
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