2011年5月29日日曜日
「儲けたいなら科学なんじゃないの?」を読んで
儲けたいなら科学なんじゃないの?
就職してしまうとゆっくり本を読む時間は減ってしまうものだ。でも機会を見つけて結構読んでる。
元ライブドアCEOの堀江隆文さんと元マイクロソフトの成毛さんの対談集である。科学のイノベーションの可能性に高揚感を与えてくれるいい本だ。ただフツーの雑談っぽいとろこが彼らのいいところだろう。ホリエさんって近々収監されるんだっけ??。もったいないねえ。ポイントは彼らがもともと大学は文系出身にありながらエンジニアの道を進み途中から経営者になったところにある(成毛さんはエンジニアではないのかな)。
理科系の人たちって(自分も一応理科系の院卒ですが・・・)基本的にものすごい頭脳と知識と集中力を持ち合わせているが、それがどうやって事業化されてどうやってファイナンスすればお金になるかなんて正直あんまり考えてない。そんな人がが多い。
そういって意味では中村修二さんなんてのはいい例。基本的に「おもしろいから」研究してるだけって人が多いかも。それが世の中をどうかえるとか・どんな役割をあたえていくかとかどうでもいいっしょって人が多いのは事実である。それが研究者の良さなんだけどね!
だから、文化系の思想とかファイナンスとかにすごく敏感な人たちと理科系の頭脳や知識をうまく媒介されることがすごく大切だと思うんだよね。オウムのあたりからその感覚がなくなってしまったってよくいうけど。
また、話はそれたけどこの本はおもしろかった。
【まとめ&感想】
10年前スマートフォンがここまで世に普及するなんて誰も思わなかったはず。電子書籍がここまで普及するとも誰も思わなかったはず。イノベーションってすごいもんだ。何もなかかった場所に巨大なブラックホールのような市場をつくってしまうようなもんだ。科学とは道なき道を歩むものでとにかくおもしろいのだ。
最後は成毛さん絶賛のノーベル物理学賞のリチャードファイマンさんの本を紹介。
ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)
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